中国企業が洩らした新型肺炎「膨大な死者数」はフェイクか真実か

公式発表をはるかに超えた数字

既存マスコミは報じていないが…

新型肺炎は政治や経済だけでなく、マスコミも直撃している。テレビや新聞は中国の公式発表に頼っているが、ネットの世界では、独自取材に基づいて中国の闇に迫る報道が活発だ。これでは、ネットへの注目度がマスコミを凌駕するのも当然である。

既存のマスコミとネットの違いを歴然と感じさせたのは、感染者や死者の数だ。たとえば、2月12日付の朝日新聞は中国の感染者数を4万2638人、死者数を1016人と報じていた。これは中国・国家衛生健康委員会の発表に基づいている。他のマスコミも同じだ。

だが、実際の感染者や死者は「政府発表よりはるかに多い」というのは、いまやだれでも知っている。なぜなら「感染した」と思った人たちが病院に行っても、収容能力を超えているので、追い返される例が続出していたからだ。

 

診断を受けられず、感染したかどうかを確認できないまま、死亡した例も多い。そんな人たちは、感染者にも死亡者にもカウントされない。したがって、中国発表の数字は参考程度にすぎず、そんな数字を基に、今後の見通しを議論しても無意味なのは当然だ。

実際には、あまりに過小すぎて参考にすらならない。だが、日本では、そんな注釈もなしに、専門家と称する人たちが見通しや疫病の規模を議論するマスコミ報道がまかり通っている。とくに、テレビはそうだ。

あえて専門家を弁護すれば、彼らも、実は事情を理解しているのかもしれない。だが「中国の数字はあてにならない」と番組内で公言するのを、スタッフに止められている可能性がある。そんなことを口にしたら、中国に睨まれてしまうからだ。

Photo by gettyimages

新型肺炎の話ではないが、最近、中国のウイグル人弾圧問題をとりあげた番組の司会者が「パワハラした」と週刊誌に書き立てられる事件があった。これは、ウイグル人を番組に登場させて、弾圧の実態を暴露したために、中国を刺激した可能性がある。

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