なぜ自分は「J・T」になったのか確かめたかった

サヴァンナ・クヌープさん(左)と、映画の中でサヴァンナ役を演じたクリステン・スチュワート

――2001年からスキャンダルが発覚した2006年まで、6年間ほどJ・T・リロイになりすましていたサヴァンナさんですが、その後、2008年に自伝を出版されました。なぜ自伝を書いたのですか?

サヴァンナ・クヌープ(以下、サヴァンナ):あの一連の出来事がどうやって始まり、どこに着地したかということを自分で確認したかったんです。50ドルをもらってJ・Tという男の子になって写真撮影をするという、実にシンプルなきっかけから始まったけれど、あんなに長い間J・Tのフリをすることになるなんて……。あのとき、私の感情はどんな動きをしていたのか。なぜ、あんなことが起きたのか。それを確かめるために自伝を書きました。

『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』より

――義姉であるローラさんがJ・T・リロイというキャラクターを生み出し、サヴァンナさんに演じさせたわけですよね?

サヴァンナ:J・Tのキャラクターは基本はもちろんローラが創ったものだけれど、ローラは私に自由にやらせてくれた部分もあったし、自然にあんな風になっていったと思う。2人で戦略的にキャラクターを創っていったわけではないんです。例えば私がレストランでポークを食べようとしたら、「J・Tはヴィーガンだからポークは食べないわ」とローラが阻止するとか、ローラの思いつきや状況に応じてキャラクターが作られていった感じです。