【スクープ】オスプレイが仙台空港に緊急着陸、露呈した「弱点」

「凍結警告灯」が点灯
半田 滋 プロフィール

「ノーザンヴァイパー」は2月4日から総合訓練に入り、オスプレイは5日に慣熟訓練を行った上で6日から総合訓練に合流し、兵員空輸やパラシュート降下を実施する計画だった。だが、実際には6日以降、1日1機が10分程度飛行しただけ。

総合訓練は7日に終了したため、オスプレイは2機とも訓練らしい訓練に参加しないまま、終わったことになる。

とはいえ、ヘリコプターとも違う独特のエンジン音や風切り音はすさまじく、千歳市では5日に最大値91.6デシベルとパチンコ店内と同じくらいの騒音を記録したほか、6日は90.6デシベル、7日は85.8デシベルを記録した。

今回の訓練でオスプレイが北海道に残したのは「なぜ大遅刻したうえ、あまり飛ばないのか」という疑問と「飛んだら飛んだで、すさまじくうるさい」という迷惑だけだったのではないだろうか。そして同時に、沖縄の負担軽減の必要性を印象づける結果になった。

 

防衛省は把握できているのか

より大きな問題は「米軍の秘密体質」と、その秘密体質に唯々諾々と従う「防衛省のことなかれ主義」にある。

オスプレイがノーザンヴァイパーに大遅刻した理由について、防衛省は「米軍から『運用上の理由』と聞いている。それ以外の説明はない」とまるで子どもの使いのような回答。踏み込んで聞き出そうとしないから、米軍のやりたい放題は広がるばかりだ。

陸上自衛隊には「悪天候が理由」とやや踏み込んだ回答があったもようだが、これが正式な通告かどうかははっきりしない。