【スクープ】オスプレイが仙台空港に緊急着陸、露呈した「弱点」

「凍結警告灯」が点灯
半田 滋 プロフィール

今回、点灯したとされる「凍結警告灯」と「低温ランプ」が同一のものかはわからない。しかし、民間航空機が問題なく飛行できる程度の低温であっても、オスプレイは飛べない可能性が高いことは、もはや明らかだろう。

ちなみに、ノーザンヴァイパーに参加していた米海兵隊の攻撃ヘリコプター「AH1Z」2機と輸送ヘリコプター「UH1Y」2機はいずれも予定通り、10日に帯広駐屯地を離陸し、帰還した。

これらの軍用機と比べても、オスプレイの「ひ弱さ」は突出しているのではないだろうか。

 

訓練らしい訓練には参加せず

あらためてノーザンヴァイパーでのオスプレイの様子を振り返ってみたい。

訓練は1月22日から始まり、オスプレイ2機は27日に千歳基地に飛来する予定だった。ところが、2機が千歳基地に飛来したのは予定より8日も遅い2月4日。さらに驚かされるのは、やっと来たオスプレイが2機とも、訓練ではごく短時間の飛行にとどまったことだ。

オスプレイ2機は2月5日午前9時35分、そろって離陸し、5分間の飛行で北海道大演習場に着陸した。1機は午前10時13分に北海道大演習場を離陸し、同20分に千歳基地に帰着。残る1機は午後12時4分に離陸して同32分に千歳基地に着いている。

また、千歳基地に戻ったうちの1機が午後1時20分に再び飛び立ち、午後2時55分まで1時間35分にわたり、千歳市に隣接する苫小牧市上空まで飛行。千歳市と苫小牧市の住民はすさまじい騒音に驚かされることになった。

しかし、オスプレイ2機がそろって飛んだのはこの5日だけ。6日は1機が千歳基地と北海道大演習場の間を往復した。往復の飛行時間を合計すると11分間。7日は1機が同様に飛び、飛行時間は合計10分間だった。