# 新型コロナウイルス

文在寅に不満爆発、新型コロナ対策で「韓国人より中国人を優遇」騒動

国民に不安を与える「言行不一致」
崔 碩栄 プロフィール

大統領官邸を大々的に消毒…

ただでさえ、政権首脳のスキャンダルが明るみに出てしまったことで、4月の総選挙を心配する政府、そして与党は世論に敏感だ。

国民から不満の声が高まると政府は「マスクの(中国への)支援は民間団体と武漢大学卒業生会が推進したものだ。政府は運送だけ担った」と、政府がしたことではないと弁明にでたのだ。だが、批判的な世論をかわそうという露骨な試みは、逆にさらなる国民の顰蹙を買うだけで終わった。

国民の不信を買うことになった事例をもう一つ紹介する。

 

大統領が自ら「非常に運悪く感染したとしても適切な治療を適時受けたなら、致死率の高い疾病ではなく十分に完治することができるというのは明らかな事実であるようだ」と国民に動揺しないように訴えておきながら、同日、大統領官邸である青瓦台は消毒液の空中散布という派手な手法で大々的に消毒作業を行っていたのだ。

実は文大統領は今年1月、大統領官邸の裏山にミサイル迎撃システムであるパトリオットミサイルを配置した時にも、「北朝鮮との平和が訪れているとか言いながら、実際には北朝鮮を恐れているんじゃないか」という非難を受けている。デマやフェイクニュースよりも国民を不安にさせているのは政府の「言行不一致」なのだ。

4月の総選挙が迫る現在、国家非常状態ともいえる新型コロナウイルスの拡散に対し有効な手立てが打てない現状に与党は戦々恐々としているが、実は野党もまたこの現状について政府を強く攻撃できずにいる。

もし事態がさらに悪化していくのに野党が政府の批判ばかりをしていたとすれば、「非常時だというのに災難を政治の道具として利用している」という逆に攻撃される可能性がないとも言えないからだ。

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