# 新型コロナウイルス

文在寅に不満爆発、新型コロナ対策で「韓国人より中国人を優遇」騒動

国民に不安を与える「言行不一致」
崔 碩栄 プロフィール

新型コロナウイルスへの「文政権」の杜撰な対応

4月の総選挙を控えたこのタイミングで権力の中枢にいる人々が次々と起訴され、このスキャンダルに大統領自身が関与したかどうかという点に国民の関心が集まっていたときに、新型コロナウイルス騒動が起きたのだ。

世界中の国々が拡散防止、封じ込めに苦心惨憺している状況だが、文在寅大統領にとっては皮肉にも目前に迫っていた危機を一時でも忘れられる、「自らに責のない」別の困難に直面することになったのだ。

新型コロナウイルスの話に戻ると、韓国国内の状況は、落ち着いている状況とは程遠い。

 

中国から帰国し、「陰性」と判定された人が数日後の検査で「陽性」判定がでたという事例、あるいは、タイ旅行に行ってきた人が肺炎症状を訴え病院で診察を受けた結果、「新型コロナの疑いがあり」と病院から保健所に検査依頼がなされたが「中国とは関係がない」という理由で検査対象から除外され保護を受けることが無かった人がやはり後になって陽性判定を受けたという事例など、あちらこちらで杜撰な対応があったことが明らかになっている。

もちろん、これをもって大統領だけを批判することは出来ない。これは指導者一人の能力というよりも、政府組織、官僚、公務員、そして一般市民たちの危機対応への甘さ導き出した結果だ。

おそらく前政権、朴槿惠政権下で同じ出来事が起きたとしても、多少の違いはあったにせよ似たような状況は避けられなかっただろう。

だが、文在寅政権だからこそ起こったこと、指摘しておきたい問題もある。