楽天に怒りの鉄拳…公取委員長が「三木谷社長の横暴を許さない」ワケ

これはプラットフォーマーへの警告だ
伊藤 博敏 プロフィール

強行突破を図るという確信犯

これに対し、2月5日の定例会見で杉本委員長は、「疑いがあれば調査し、違反があれば厳正に対処する」と述べたものの、三木谷氏の好戦的な態度については、「売り言葉に買い言葉というわけにはいかない」と、述べるにとどめた。

だが、腹のなかは別だった。

 

楽天は、「送料無料」が独禁法に抵触するかどうかを、昨年、公取委に打診、12月までに「優越的地位の乱用の恐れがある」という回答を得ていた。

だが、強行突破を図るという確信犯。違反行為を阻止するためには、早期着手で、実施までに何らかの措置を講ずる必要があった。

筆者は、楽天ユニオンの中核メンバーから話を聞き、本サイトで<傲慢な時代錯誤経営でアマゾンに勝てるか>と配信、三木谷氏を批判した。

三木谷氏の未来を切り開くベンチャー・スピリットと、ネット通販を日本に根付かせ、IT社会を構築した功績を否定するものではない。

既得権益層に反発、規制緩和を訴えて新経済連盟を立ちあげ、「役人にビジネスの何がわかる」と言ってのけるのだから性根は据わっている。