クルーズの良さとはなにか

ではクルーズ旅行の良さとはなにか。以下の4つにまとめてみました。

1)クルーズ船は動く不夜城。1日中、エンタメ満載!

ニュースで豪華な劇場が何度も紹介されていましたが、あのレベルの劇場はたいていのクルーズ船に備わっていて、連日さまざまな見応えのあるショーで乗客を楽しませてくれます。プールどころか、先述したようにスケートリンクやサーフィンができる船も! 寄港予定がなくて、まる1日航海が続くというときも何かしらのイベントがあるので退屈知らず。クルーズ船では、毎朝その日のエンタメが新聞のテレビ欄のように詳しく紹介された船内新聞を発行しているので、それをにらめっこしながら予定を組むのも楽しみのひとつです。

エンターテインメントや料理の説明が書かれた船上新聞 写真提供/松井元香

2)乗員のホスピタリティーが素晴らしい

他の移動手段に比べてクルーズ船では乗員の比率が高く、乗客3、4人対して1人の乗員がいるのが一般的。なので、乗員と乗客の距離がとても近くて旅の間に家族のような関係になれる良さもあります。

ディズニー・ワンダーの乗船時、私のキャビンを担当するスチュワードが挨拶に来てくれました。彼は確かドミニカ共和国出身だったと記憶しています。
カタコトの英語での会話の最後に「何か困ったことがあったら、どんな小さいことでもいいからオイラを呼んでくれよ。(訳するならこんな日本語)だってさ、
you happy, I’m happy(あなたが幸せなら僕も幸せ)!!」

しびれました!

その後も彼は会うたびに「You happy??」と様子を伺ってくれ、「もちろん!」と返すと、嬉しそうに「I’m happy」とうなづく。
それが2人の間での挨拶になりました。

これはひとつの例ですが、クルーズ船で働く人たちはほぼみんな、乗客が楽しんでいてくれることこそが仕事の誇りと思っている人が多いようです。
その気持ちに触れて、乗客も心がほどけて誰に対しても自然と親切に。
数日間を同じメンバーで過ごすので、乗客同志が心の壁も国籍も超えて仲良くなれます。

家族でアジアクルーズに参加したときは、長女の誕生日と重なっていた。そうするとサプライズで部屋にケーキが! 写真提供/松井元香
ケーキのみならずバースデーカードまで用意されていた 写真提供/松井元香

ちなみに、日本に寄港する大型クルーズ船のほとんどは外国籍の船。日本海域の航路といえどもパスポートが必要で、基本は海外旅行と同じです。日本人乗員はいるとしても、ある程度の英語力はあるにこしたことはありません。ダイヤモンド・プリンセス号も横浜に浮かんでいるとはいえ、船の中は外国なので、日本語が通じず困っていらっしゃる日本人乗客の方がいるというニュースも報じられており、それは胸が痛みます。

3)とにかくラク!!

まず荷物について言えば、船室で一度荷物をほどいてしまえば、下船まで荷造りの必要がありません。
携帯荷物はいつも最低限のものでいいので荷物が軽くすみます。
小さいお子さんがいる場合でも、いざとなれば部屋に戻ればいいので、船内で楽しんでいる時はオムツや着替えを入れた大きなママバッグも必要なし。
また、次の目的地までの移動手段や時間を考えなくてもいいのもいいところ。
食べて遊んで寝ている間に、次の目的地に連れていってくれるのですから。

普通は子連れで出かける時にはオムツも含めて山ほどの荷物になる。それがないのは楽! 写真提供/松井元香

4)オールインクルーシブなので、実はおトク

クルーズでは乗船料に基本全ての料金がすべて込み(オールインクルーシブ)です。
船内にあるさまざまなレストラン、カフェでの飲食はどこで食べても、いつ利用しても基本無料。
プールで泳いで、ちょっと小腹が減ったと思えば、プールサイドのカフェでハンバーガーとジュースをいただいても、加算されることはありません(アルコールは有料です。特別仕様の有料レストランもあります)。