凌が求めたのは「手がかからない」女性

正しい道に導いてくれる女性……でも、ビビだって、トパスや快に困ったときにアドバイスして導いたりしてたけどな……ビビはしっかりしてるって凌も言ってたし……と思った直後、ハッ、と気付いた。

ビビ、花、愛華になくて、香織にあるもの、それは「手がかからない」ことだ、と。

穏やかで自立した女性である香織に凌が惹かれたのはわからないでもない〔PHOTO〕テラスハウス公式Twitterより

ビビはしっかりしているが、相手に対する要求も多い。花も愛華もそうだ。香織はテラハにいた頃、誰に対しても要求が少なかった。それが生来の性格なのか環境によるものなのか過去の恋愛が影響しているのかは分からないが。その、さらっとした感じ、全身で寄りかかってこなさそうな感じを凌は感知したのだと思う。

とはいえ、香織も彼氏に対しては違うかもしれないし、凌と同じく夢に向かって日々悩みながら突き進んでいる人なので、付き合っても結局すれ違い生活になる可能性は高い。少し考えれば分かることだが、それでも凌は「一番一緒になりたいなあって思う人」と言えてしまうのだ。

あと、「この家に入ってきて、あまり恋愛する気とかもほぼなかったし」と凌はビビに言っていたが、そう思っていたとしても、バスケの妨げにならない、むしろ一緒にいるとバスケの調子もよくなるような女性がいたら恋愛していたと思う。

つまり、付き合う前にあれこれ考えるのは結局のところナンセンス。もっと近づきたい、一緒に今後の人生を歩みたい、誰かに取られる前につかまえておきたい、という気持ちが強ければ、目の前にある障害は「なんとかなる」「どうにかする」とあまり細かく考えなくなる。現実の男性は、そういうものだと思う(もちろん例外もあるが)。