ある日突然、死んだ夫宛に「反社」から取り立てが…50代女性の恐怖

どんな風に対処したのか
江幡 吉昭 プロフィール

突然現れた外国人

事態が動いたのは、Aさんの四十九日が終わった直後のことでした。加奈子さんのもとにBさんから電話がかかってきたのです。

「加奈子さん、いきなり電話してすみません。実はいま、店にちょっと日本語が上手じゃない人が数名きて、わけのわからないことを言っているの。お店の中で大声で怒鳴ったりしていて、『怖い人』とのつながりも匂わせてる。亡くなった社長から何か聞いてない?」

 

加奈子さんにはまったく思い当たるところがありません。日本語がほとんどできない、そのアジア系の外国人の方たちが言うには、

・社長が毎月数十万円のお金を彼らの事務所に払いに来ていた。
・ところがこの2か月間は支払いが途切れている。
・早くお金を払え!

ということのようでした。

店長も加奈子さんもまったく持ってあずかり知らない話でした。古参のチーフに聞いても社長がそんなことをしていたとは全く知らなかったと言います。

加奈子さんはただでさえ、夫が死んで手続きが大変な状況です。そんな中、突然お店にアジア系外国人が来て本当にあるかもわからないような借金のことを大声で叫ぶのですから、気味が悪いとしかいいようがありません。

しかも、気味の悪い事態はこれだけでは終わりませんでした。