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ある日突然、死んだ夫宛に「反社」から取り立てが…50代女性の恐怖

どんな風に対処したのか

店を引き継いだはいいけれど…

東京の下町で飲食店を営んでいるAさんが突然亡くなったのは2年前のこと。Aさんの奥さんである加奈子さん(現在、59歳)が、我々にこう言います。

「主人は、東京の、外国人も多くいる繁華街で20年にわたって飲食店を経営していました。今はそれほどでもありませんが、以前はかなり羽振りがよかったですね。かつては出版系の会社に勤めるサラリーマンだったのですが、親戚がもともとやっていた飲食店を夫が引き継いだんです。主人は営業マンとしての才能はそれなりにあったようで、店を引き継いだ後も結構うまくやっていました」

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ところが2年前、突然事件が起きました。Aさんが60歳になる前に心筋梗塞で亡くなってしまったのです。

「お店から帰ってきたら最初にお風呂に入るのが彼の習慣だったんですが、その日、いきなりお風呂場で倒れたんです…」

そのまま帰らぬ人となったAさん。奥さんの加奈子さんは商売には一切関与せず、専業主婦として数十年暮らしていたため、お店の経営についてはまったく知識がありません。店をどう切り盛りするか見当も付かない加奈子さんは、仕方なくAさんの妹で、仙台で飲食店を経営するBさんに白羽の矢を立てます。Bさんは要請に応じ、期間限定ということで店の近所に住み臨時店長として働くことになりました。

こうしてAさんが亡くなった後も、Bさんと40代後半の古参のチーフを中心になんとかお店は営業を続けることができたのです。