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日本人が知らない…中国人が「日本のウイスキー」に固執するワケ

300万円「山崎55年」にも熱視線
マネー現代編集部 プロフィール

「女性の前で恥をかかない」から人気?

私が上海に住み始めた直後の2010年頃はまだ、ウイスキーといえば若者がクラブで飲むお酒というイメージ。中高年はもっぱらビールか、白酒(バイジウ)と呼ばれるコーリャンで作ったウォッカのようなものを飲むのが主流でした」(西谷氏)

ウイスキーの飲み方も日本とは大違い。クラブで飲む際には、砂糖入りの甘い緑茶で割って、カクテルのように飲んだり、またサイコロゲームでの一気飲みに興じる際に使われることがほとんどだったという。

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そんな中国で、ウイスキーの正しい飲み方が広まったのは、中国人富裕層によるワインブームに因るところが大きい。中国国内でのワイン製造が増え、またワインを飲む習慣が広がったことで、同様に「ビンテージ」に付加価値を置くウイスキーにも注目が集まったからだ。

中でも、いわゆる「5大ウイスキー」のうち中国人に目をつけられたのが「ジャパニーズウイスキー」だった。ではなぜ、中国人はこれほどまでに日本のウイスキーにこだわるのか。

 

今年1月29日付『騰訊新聞』に掲載された<なぜこの数年で、日本のウイスキーはスコットランドを超えたのか?>という記事が参考になります。それによれば、日本産とスコットランド産のウイスキーは非常に似ているが、日本産はより口当たりが柔らかいとし、非常に中国人の口に合うと指摘しています。

また、人気の原因の一つとして、日本のウイスキーは『山崎』、『竹鶴』とほぼすべて漢字の名前だから注文しやすいとも分析していました。スコットランド産は注文する際にうまく名前が読めないため、女性の前で恥をかいてしまうから避けるんだそうです(笑)」(西谷氏)