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日本人が知らない…中国人が「日本のウイスキー」に固執するワケ

300万円「山崎55年」にも熱視線
マネー現代編集部 プロフィール

「作文を課す」必死の転売対策も…

今回の場合、一般販売はなく、今月14日の午前8時59分までの応募を締め切りをとし、抽選販売となっているが、サントリー側も転売対策に余念がない。

そもそもの応募資格を「日本国内にお住まいの20歳以上の方で、かつ商品のお届け先が日本国内の方に限らせていただきます」と限定。さらに、商品には購入客の氏名をローマ字表記で印字するほか、応募フォームには「山崎」の思い出を綴る作文を求めるなどの対策を講じている。

 

こうして見ると、「山崎55年」に中国人が付け入る隙はなさそうにも思える。しかし、彼らの熱意はそれを上回っているようで、Weiboなど中国のSNS上では「日本人に限定していないから、日本に暮らす親戚の住所を借りて応募する」「他人の名前が刻印されていても絶対に売れる」といったコメントが飛び交っている有り様だ。

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今回の「山崎55年」は特殊な例かもしれない。しかし、ここ最近、ニッカウヰスキーが販売する「竹鶴」の「17年」「21年」「25年」の3種類の販売が原酒不足を理由に3月末で終了予定など、国産ウイスキーの人気はとどまることを知らない。

そして、その需要の中心にいるが中国人富裕層たちだ。ではなぜ、こうまで中国人のウイスキー人気がここ数年で急上昇したのだろうか。

その理由について、著書に『ルポ 中国「潜入バイト」日記(小学館新書)』などがあるライターの西谷格氏が解説する。