コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由

「1%の界面活性剤」噴霧で殺せます
山根 一眞 プロフィール

クルーズ船は窓を開け放つべきだ

山根 感染者が確認されたクルーズ船内では、3000人以上の乗客は下船できず、しかも船室からも出ないようにと言われていると伝えられています。

 

根路銘 それは間違いです。クルーズ船をウイルス培養装置にしてはいけません。感染者を閉鎖空間に閉じ込めておくのでは、武漢の病院やSARSの時のベトナムのA病院と同じにならないかと心配です。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。横浜港で待機する様子を多くのメディアが報じた Photo by Getty Images

ウイルスの多くは、外殻(エンベロープ)に覆われたボール状で、外側にトゲ(スパイクタンパク質)をたくさん備えています。コロナウイルスでは、トゲのタンパク質が健康な細胞の表面の受容体(レセプター)にとりつき、そこから細胞内に侵入します。ひとたび侵入したあとは、増殖するためRNA(生命設計図)を駆使して細胞内の材料で自らのコピーを大量に生産、それらが細胞の外に出てさらなる増殖へと拡大を続けます。

ところがコロナウイルスの「トゲ」は脆弱で、空気中では脱げてしまうんですよ。そのため、咳や痰で排出した飛沫に含まれるコロナウイルスは、1メートルも飛べば死滅してしまうわけです。

私は以前、コロナウイルスのトゲの正常な整然とした姿をとらえようと、電子顕微鏡での撮影を試みたものの、とても苦労した経験があるんです。きれいに精製したコロナウイルスを電子顕微鏡で見たところ、エンベロープは大部分がまる裸になり、トゲが欠失していたからです。

あのトゲは、ウイルスが備える攻撃用の武器ですが、コロナウイルスではとても壊れやすい。

私が、ベトナムのB病院の教訓に学び、「空気中に出たウイルスは窓を開け放って外へ追い出せ」と言っているのは、そういう敵の弱点をつけということです。クルーズ船も窓をできるだけ開けることですよ。

コロナウイルスコロナウイルスの構造を実感すべく模型を作ってみたが、ウイルスはヒトなどの肺胞細胞に取りつき、自らの複製を大量に作るための様々な道具(タンパク質)を備えていることを実感した。必要不可欠のツールには無駄がなく、きわめて高度な、人間には考えも及ばない「知恵」をもって進化してきたことを感じさせる 拡大画像表示

感染拡大は2月末~3月に終結する

山根 室内で、空気中に出たウイルスを殺す方法は?