# 介護

田舎の親の「老々介護」で大失敗した50代サラリーマンのヤバい末路

最悪の場合、親子で「共倒れ」する…!
太田 差惠子 プロフィール

ほぼ全ての親が施設を拒否する

それからも介護保険を使って自宅にホームヘルプサービスなどを入れましたが、それでもほとんどの時間、両親は2人きりで生活をしています。

ミチオさんはとにかく母親が倒れたら大変だと気が気でなく、結局は頻繁に福岡に帰らざるをえなくなりました。

「携帯に実家から電話がかかってくる度に『またか』とぞっとします。父が何と言おうと、退院のタイミングで施設に入れるべきだったと後悔しています」とミチオさんは話します。

 

私の経験から言えば、ミチオさんの父親に限らず、ほぼ全ての親が施設を拒否すると言っても過言ではありません。

「施設になど入らない。この家で死ぬ」と言う親の多いこと、多いこと……。

本来、施設に入るか入らないかは親本人が決めることでしょう。子としても、できる限り親の意向を尊重したいと考えます。ですが、命の危険が迫るときや、介護者が共倒れしそうなときには、そう言っていられないときもあります。

下記のような時、離れて暮らす子が親の施設入居を決断することが多いです。

1、 親が1人でトイレに行けなくなったとき
2、 親が火の始末をできなくなったとき
3、 親が食事をとらなくなったとき
4、 介護者までが倒れそうになったとき(離職を含む)
5、 「要介護4」となったとき

では、親が拒否しそうな場合はどうすればいいのでしょう。