# 介護

田舎の親の「老々介護」で大失敗した50代サラリーマンのヤバい末路

最悪の場合、親子で「共倒れ」する…!
太田 差惠子 プロフィール

修羅場

父親の病室で、「この状態で自宅に戻るのは無理。高齢者施設に入居した方が良い」と切り出したところ父親の表情はみるみる険しくなり、 鬼のような形相に……。

誰が施設に入るんだ」と、父親は怒鳴り声をあげたといいます。

親のためを思っての決断でも「施設」を拒否する高齢者は少なくない〔photo〕iStock

それでもミチオさんもひるまず、「そんなことを言っても、僕は仕事があるから頻繁には来られない。頼むから施設に入ってくれ」と応戦。怒り心頭の父親は腕を振り回し、サイドテーブルに置かれていた湯飲みが床に落ちました。ガシャーンと大きな音がして、看護師が飛んできたそうです。

横に居た母親は泣き始め、「施設なんてかわいそう。私がお父ちゃんを家で看る」としゃっくりをあげながら訴えたそうです。

 

ミチオさんはお手上げ状態で、再度、主治医に相談。病院側も事情をくみ取ってくれて、父親はさらに3週間入院を続け、何とか10mくらいならヨタヨタと歩けるまでになり自宅に戻りました。

しかし、退院後、静かだったのは最初の1週間だけでした……。

「母親から頻繁に電話がかかってくるようになりました。『お父ちゃんが、トイレに間に合わず床を汚した』とか、『お父ちゃんがあれしろ、これしろと怒鳴る』とかってね」と、ミチオさんは眉間にしわを寄せます。