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# 飲食店

美食家たちがひっそり読んでいる「ミシュラン」ではない「黄本」の正体

料理の質を徹底して評価するスタイル

ミシュラン「三ツ星」の秘密

昨秋話題になった最高級フランス料理店を舞台にしたドラマ『グランメゾン東京』は久しぶりにキムタクらしい木村拓哉さんを見ることができた、ファンとしては嬉しい作品でした。

同時に、そこそこグルメの私としては料理や食材を巡る描写についてなかなかに楽しむことができたドラマでもありました。

木村拓哉は天才シェフを演じた〔photo〕gettyimages

『グランメゾン東京』はかつてパリでミシュランの二つ星レストランを経営していた天才シェフとその仲間が、挫折を経験して離散したのち、東京で再結集してグランメゾン東京という新たな料理店でミシュランの三ツ星を目指すという内容のドラマです。

このドラマの見どころのひとつは、ミシュランガイドの審査の過程があくまでフィクションとしてではありますが詳細に描かれているところです。

ドラマの最終回に実際のミシュランの表彰式の映像が使われているように、このドラマはミシュランガイドからの深い協力があったようですが、あくまで審査の過程は秘密です。

 

とはいえ、ドラマで描かれていたように「最初にひとりの調査員が来て、次に外国人と日本人ふたり一組の調査員が来る。三ツ星を獲得するお店にはさらにもう一組の調査員が来たうえで、パリの評議会全員の承認が必要となる」といったストーリーは、高級料理店の間では都市伝説のように伝わっている話でもあり、それなりのリアリティを感じさせました。

さて、私のような経営コンサルタントの仕事をしていると、企業の幹部の方としょっちゅうそれなりに高級な料理店で食事をすることになります。そして「ミシュラン掲載のお店はおいしいのか」とか「本当はミシュランガイドに掲載されていないあの店のほうがおいしいんじゃないか」といった話題でもよく盛り上がります。

本当のところミシュランガイドで星をもらっているお店はどこまでおいしいのか、今回は自称「美食家」としての私なりの経験と知識から紐解いてみたいと思います。