2月18日 冥王星の発見(1930年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1930年の今日、アメリカの天文学者クライド・トンボー(Clyde William Tombaugh、1906年-1997年)によって、太陽系第9惑星として冥王星が発見されました。

冥王星 Photo by Getty Imges

アメリカのローウェル天文台に勤務していたトンボーは、天王星や海王星の運行に影響を与えているとされた未知の天体「惑星X」を突き止めるためのプロジェクトに参加していました。

そして1930年1月23日と29日に撮られた2枚の写真を確認していたところ、わずかに位置が移動している天体を発見したのです。

冥府の王を意味する「Pluto」の最初の2文字が偶然にもローウェル天文台の創設者、パーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell、1855年-1916年)のイニシャルと一致したため、この天体は同年3月24日に冥王星と命名されました。

 

しかしこの時期から、冥王星を惑星とみなすべきかどうかにはさまざまな意見がありました。冥王星の質量は惑星Xとするにはあまりに小さすぎたのです(その後も惑星Xは発見されず、探査結果から現在ではその存在が否定されています)。

そして21世紀に入って、冥王星をめぐる情勢はにわかに変わりはじめます。冥王星より外側の軌道を周り、冥王星よりも大きいエリスという星が発見されたのです。

【1月 5日 準惑星エリス発見を確認(2005年)】

議論の末、冥王星とエリスはどちらも惑星と認められることはなく、2006年に新設された「準惑星」という区分に入れられることが決定。冥王星にとっては格下げとなってしまいました。

【8月24日 冥王星が惑星から準惑星に(2006年)】

2015年には探査機ニュー・ホライズンズによって、冥王星の詳細な観測がなされました。

【1月19日 探査機「ニュー・ホライズンズ」打ち上げ(2006年)】

Photo by Getty Images