医師が教える、職場うつと診断された時に「やってはいけない」こと

心と体を自分で治す

過重労働、転勤、異動、パワハラなど、背景にあるストレスはさまざまですが、現代は適応障害に罹る人が急増しており、その数は100万人以上とも言われています。

医者から適応障害と診断され、自宅安静を指示されることがよくあります。これは適応障害の治療ではとてもよい選択なのですが、ただ単に職場から離れれば十分というわけではありません。『もしかして適応障害?』の著者である森下克也医師によれば、自宅安静によって治療をすすめるには3つのプロセスがあるといいます。その方法について本書の中から一部抜粋してご紹介します。

短期間の自宅安静では意味がない

まず、短期間の自宅安静では意味がありません。ここでいう短期間とは1カ月に満たない期間です。ダメージを受けた心の回復には最低でも1カ月はかかります。また、休む期間をはじめから限定するというのもよくありません。

例えば休みは1カ月しか取れないといったケースです。このようにゴールが必然的に設定されていると、精神的な圧迫になります。

理想的な自宅安静期間は、3カ月です。思い切って休みましょう

 

医者からだされる診断書には「1カ月の自宅安静を要する」と書かれることが多いですが、これは通常更新が可能なので心配する必要はありません。

医者から自宅安静を指示されたものの、どう過ごしていいのかわからないという方も多いと思います。中には、「家から一歩も出てはいけない」などと勘違いをされる方もいます。もちろん、そんなことはありません。

自宅安静をどう過ごすかは、「ダラダラ期」「活動期」「復職期」の三期に分かれて考えます。それぞれの段階に、やるべきこと、やってはいけないことがありますが、特に最初のステップ「ダラダラ期」がうまく過ごせない方が多いようです。ここでは、自宅安静時の「ダラダラ期」の過ごし方について詳しくご紹介します。