『3年B組金八先生』第6シーズンはLGBTドラマの金字塔である

このドラマから社会の流れは変わった
高堀 冬彦 プロフィール

このドラマがLGBTの人たちに与えた影響は計り知れないのだという。また、このドラマでトランスジェンダーを初めて知ったという人も多い。

脚本を書いたのは小山内美江子さん(90)だ。小山内さんはこのドラマでほかにも中学生の性や校内暴力、薬物問題などをテーマにした。その内容について、時には「過激すぎる」「実態にそぐわない」などと批判された。

だが、書いた話は後にすべて社会問題化した。慧眼だったのだ。直を登場させたのも時代観察眼が鋭かったからにほかならない。小山内さんは第1シリーズが始まった1979年からピリオドが打たれた2010年までの31年間、問題提起を行い続けた。

 

社会通念の変化

その後の2008年、堀北真希(31)が主演したフジテレビ『イノセント・ラヴ』にはゲイであることを隠して生きるジュエリーデザイナーの青年(成宮寛貴、37)が登場した。同じく2008年のフジ『ラスト・フレンズ』では、上野樹里(33)がトランスジェンダーのモトクロス選手を演じた。長澤まさみ(32)が演じた主人公を愛していた。

『ラスト・フレンズ』

振り返ると、『3年B組金八先生』第6シリーズ以降、ドラマ界はLGBT問題に正面から取り組んできた。描かれ方は違うが、それは社会通念の変化があるからだろう。