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20代の7割が事実婚…フィンランドから見えてくる「結婚のあり方」

ここから日本は何を学べるのか?

フィンランドの事実婚

フィンランドの同性カップルのあり方には、事実婚、パートナー登録制度(2002年)、同性婚(2017年)という流れがある。それは、異性のカップルか同性のカップルかによる制度の差をできるだけなくしていったプロセスでもある。

フィンランドで事実婚は、結婚はしていないが同居すること。異性間の事実婚は60年代末頃から広がっていたが、同性間の事実婚は最近の現象である。それが社会的な制度として認められていくのは、2010年代頃から。同性婚が可能になったことに伴う変化も大きい。

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パートナー登録制度は、同性の2人が地方登録事務所でパートナーとして登録をし、その関係を公式なものにする制度である。この登録によって互いの財産と相続に関して、異性婚と同等の権利を得た。

パートナー登録制度は、2017年に同性婚が可能になったことに伴って廃止され、新たな登録はできなくなった。以前、登録していた関係は、婚姻関係に変えることができるが、変えずにそのままにしておいてもよい。そのため、現在もパートナー登録のカップルはいる。

つまり現在、フィンランドには同性の関係として事実婚、パートナー登録、同性婚の3つがある。ここでは、事実婚について見てみたい。