ラグビー稲垣啓太・姫野和樹・福岡堅樹、子供時代の「ヤバい身体能力」

まるで漫画の主人公
週刊現代 プロフィール

中学までガリガリだったのに…

「テレビなんかで、文武両道の『完璧人間』なんて言われていますけど、そんなことは全然ない。実家にいるときのダラッとした姿を知っていると、笑っちゃいますよ」

こう語るのは、福岡堅樹(27歳)の5つ年上の姉、唯子さんだ。

175cm、83kgと小柄ながら、「福岡ターボ」と呼ばれる圧倒的な加速力で次々と敵をかわしていくウイングにして、競技と同時並行で医学部入学を目指す秀才は、福岡県内で生まれ育った幼いころから「頭脳プレー」の使い手だった。

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「あの子はとにかく口が達者で、姉弟ケンカになるといつもズバッと痛いところをついてくる。私はそれに耐えられず、思わず手が出てしまう。

すると、すかさず母に『お姉ちゃんが手を出した~』と言いつける(笑)。そして、俺は悪くないとばかりに涼しい顔をしているんです。本当に憎たらしい子でした」(唯子さん)

まるで口から生まれてきたかのように喋り続ける福岡に、両親がつけたあだ名は「ペラオ」。

 

「とくに『勉強が好き』ということもなかったんですが、堅樹は基本的に要領がいいんです。何でも上手くコツをつかんで、ソツなくこなしてしまう。

でも、姉(唯子さん)が言うとおりで、『優等生』なんかじゃ全然なかった。いたずらっ子で、他のお子さんに怪我をさせてしまい、菓子折りを持って謝りに行ったこともありました」(母・のぶさん)

背の高さはいつも学年の真ん中。中学生まではガリガリで、体格的に目立った部分はなかった。

だが、福岡が圧倒的に恵まれていたのが、やはりその健脚ぶり。天賦の才は、幼稚園の時点ですでに開花していた。