中国の「国営ハッカー」に、日本一のセキュリティ企業が丸裸の衝撃

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狙われているのは民間企業だけではない。

'15年に起きた日本年金機構の加入者情報約125万件の流出事件も中国系のハッカー集団によるものだった。

「厚生年金基金制度見直しについて(試案)に関する意見」と題された偽メールを職員が開封し、添付ファイルのダウンロードをしてしまったため、ウイルスに感染、情報が漏洩した。

 

こうした中国のハッカー集団は、中国政府の息がかかっており、恐ろしいほど「組織的」だという。国際ジャーナリストの山田敏弘氏が解説する。

「『Tick』は少なくとも'08年から活動しており、主に日本や韓国の民間企業と政府組織の両方を標的にしてきました。特に防衛、重工業、航空宇宙、技術、銀行、医療、エネルギーなどの産業分野に重点を置いています。

中国の政府系ハッカーたちは、24時間体制で、交代制で働いており、何の任務をしなければいけないのか事細かに決められています。

まるで一般企業に勤めているかのようです。潤沢な予算が割かれているため、決められた『勤務時間』で働いていると分析されており、9時出社・17時退社といった形態で、休暇も充分に取っているようです」

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