中国の「国営ハッカー」に、日本一のセキュリティ企業が丸裸の衝撃

あなたのPCも毎日3500回攻撃されている
週刊現代 プロフィール

そんな三菱電機の強固な壁ですら、中国人ハッカーたちの手にかかれば、容易に破られてしまうのである。ITジャーナリストの三上洋氏が解説する。

「中国にある三菱電機の関連会社のシステムが、ウイルスに感染したことから始まりました。

セキュリティソフトを使って防御はしていましたが、バグ(欠陥)が悪用され、本部のセキュリティを突破されたのです。中間管理職の約120台のパソコンや40を超えるサーバーに侵入して、情報が抜き取られました。

 

ポイントは中国の関連会社から感染したことです。2年ほど前から、セキュリティ性の高い本社や国内拠点ではなく、サプライチェーン(出入りの企業や取引先)をターゲットにした、サイバー攻撃の危険性は認識されていました。

昨年はレンズ製造で有名なHOYAが同様の手口でサイバー攻撃を受けました。最初に狙われたのは日本国内ではなく、タイの工場でした。

関連会社を足掛かりにすれば、するりとセキュリティを突破することができる。ハッカーは日々新たな策を練っているんです」