母はセンター試験も同行

「なんでこんなことになっちゃったのかなあ。やっぱり私の育て方が悪かったのかな」

そう話す女性と私が出会ったのは、「過干渉な子育て」がテーマの取材がきっかけだ。
当時、専業主婦だった女性は40代。長男は高校3年生。大学受験がちょうど終わったところだった。第一志望だった国立大学に合格し、精神的にも余裕があったのか包み隠さず自らの子育てを語ってくれた。

一人っ子のうえ、おとなしい性格なので、さまざま心配なこと。思春期であまり口をきいてくれなかったが、部活のテニス部で厳しい顧問に鍛えられたからか少したくましくなったことなどを話してくれた。

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話の中で驚いたのは、高校受験、大学受験ともに、試験場まで同行していたことだ。高校受験の際は、一緒に受けるママ友と一緒にその高校の校門前まで見送り、近くのファミリーレストランで待ったという。

母は近くで待っていた Photo by iStock

大学受験でついていったのは、センター試験。私立の滑り止めも、国立も、大学が遠かったので同行しなかったが、センター試験の会場は「市内だったから、一緒に行った」そうだ。

私はそこで「さすがに大学のセンター試験で親同伴は(ほかには)いなかったんじゃない?」と口を挟んだら、「そんなことないですよ。会場までのバスなんて親子で満員でした」