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咳をしたら隣の人が…コロナショックで深刻化「アジア系差別」の実態

パンデミックより怖いことが起きている

ウイルスより早く拡散する偽情報

1月末に世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)に該当すると発表してコロナウイルスに関する報道が加熱する前から、ソーシャルメディアには偽情報が蔓延していた。

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それらを一部、並べてみると、

「コロナウイルスには漂白剤を薄めて飲むとよい」
「生物兵器として開発されたコロナウイルスにはビル・ゲイツが資金を出している」
「中華料理を食べるとコロナウイルスになりやすい」

などの「陰謀説」から、

「ウイルスは犬から人へうつるけれど、犬は症状が出ないからペットを処分すべき」
「ニンニクを食べると症状が緩和する」
「タバコを吸うとナノ効果が出るため肺が守られる」
「薄めた塩水を口の周りに塗って外出し、帰宅したときはコートを外に干すとよい」

など、百害あって全く役にたたないような「情報」が拡散されていた。

 

中にはソーシャルメディアで3年前にアップされた「こうもりスープを食べる若い女性」の動画が、いかにもコロナウイルスと関連があるかのように拡散されていた。 

のちに「こうもりスープ動画」が撮影された場所は南太平洋の島、パラオと判明したが、ネット上では最近、中国で撮影されたかのように、何度も「リサイクル」されていた。