「妻がワンオペ育児で辛そうだ、でも自分にも仕事があるししょうがない……」と思っている人がいたら、しょうがないと諦める前に、まずは周りに助けをお願いしまくってほしい。妻が嫌がっても説得してほしい。特に自治体に足を運び、使えるサービスをとことん聞いてみてほしい。

これは自治体が悪いのだが、アナウンスをほとんどしていない、わかりにくいサービスがあったりするのだ。ファミリーサポートは幼児教育•保育の無償化の対象だし、シルバー人材センターに自分ができない分の家事やシッターを頼むのもいい、業者よりは割安だ。お金に余裕がない場合も使えるサービスはないか、自治体に掛け合ってみてほしい。「内閣府ベビーシッター割引券」というものもあったりする。妻が追い詰められないことを最優先事項にしてほしい。

母性本能でスーパーウーマン状態になんてならない。寿命を削って死ぬ気でやっているだけである。じゃないと、赤ちゃんが死んじゃうから。そりゃ多少泣き声に気付きやすいなどあるかもしれないが、それが育児を一人でする理由にはならない。

女は強くなんかない。そして男も

体だって休まないと後遺症が出ることも多々ある。腰痛、股関節痛、尿漏れ、鬱に悩まされる人も多い。私も夫が相当家事育児をやったのに、腰痛・尿漏れは産後3年経った今もある。

男性ができること、少ないわけがない。おっぱい以外全て男性でもできる。ミルクもある。実際そうやっている男性もたくさんいる。自分の母はそうしていたというなら、お母さんは無理をしていたはず。当たり前のことと流すのではなく、労りが必要だ。

「女は強いから」という言葉はこれまでほぼ男性の言い訳に使われてきたように思う。が、女は強くなんかないそして男も強くない

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だから助け合って、やっていこうって話である。大事なパートナーと大事な命を、一緒に大切にし合えたら、こんなに素晴らしいことはない。体は辛くても、たくさんの幸せと揺るがない絆がどんどん生まれてくる。