子育ては一人ではできないと断言する

まだまだ男性が育休を取ることすら難しい社会なので、取ったこと自体は本当に素晴らしいことだ。当たり前、と言いたいけど「評価に響いたらどうしよう」という不安もあったはずだ。素晴らしいことと思う。

それなのに、取ったあと固定観念が邪魔した結果、家で2時間ほど育児家事をしたらあとは自分の時間というのは、「じゃあなんのために育休とったの?」という話になってしまう。その間、給料だって下がっているわけで。

固定観念とはおそろしいものだ。普段どれだけ丁寧に仕事を進める人でも、「女性は母性本能で育児が自然とできるようになっている」と信じ込んでしまう。普段どれだけ合理的に仕事をできる人でも、「体がズタボロでも女だから女が育児家事を大半やるべき」という非合理的な判断を下してしまう

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また、こう言われ続けた女性がその言葉を内面化して、「女なんだからこれくらいできるはずだ」と無理し、できない自分を責め、心が苦しくて仕方なくなり、パートナーがいるはずなのに孤立してしまう。最悪、それは虐待にもつながる

子育ては一人で抱え込んでできるものではないと断言する。パートナーや家族や友人や社会の助けがないと不可能だ。