今年の英国アカデミー賞はサステナブルな装いを推奨し、来場者に環境に優しい洋服を選ぶためのノウハウを紹介したガイドブックを配布しました。キャサリン妃は、以前から着回しがとてもお上手。今回の授賞式では、8年の前のドレスの肩や袖をほんの少しお直しして、以前にも増して洗練された着こなしを披露し、率先して、サスティナブルなファッションを実践なさいました。

キャサリン妃は、ハイブランドのドレスや宝飾品も見事に着こなしますが、一般の人々にも手の届く価格帯の服も着用されます。2010年11月の婚約発表の際に着用したイッサロンドン(Issa London)のシルクジャージーのラップドレス「サファイア・ロンドン」(385ポンド、約5万2000円)など、キャサリン妃が着用したことで、瞬く間に完売した服は数知れず。先月も、キャサリン妃が着用したタビサ・ウェブ(Tabitha Webb)の紺とグリーンの華やかなボウタイブラウス(296ポンド、約4万2500円)が完売し、スタイルアイコンとしての圧倒的な人気と絶大な経済効果を印象づけました。

キャサリン妃が愛用するスキニージーンズ

キャサリン妃のファッションは好ましい評価が多いものの、過去には物議を醸したこともあります。たとえば、風でまくれあがり太ももが露わになったミニスカート、体のラインを露わにするスキニージーンズ、カジュアルなウェッジソールなど。

キャサリン妃は、エリザベス女王からアドバイスを受けて、伝統的なロイヤルファッションに則った、膝下丈のスカート、体のラインをひろいすぎないシルエットの服を着用したこともありますが、「堅苦しすぎる」「退屈すぎる」「野暮ったい」などと、酷評されたこともあります。

オフスタイルはボーダーとスキニーでパリジェンヌ風 photo by gettyimages(2015年6月撮影)

キャサリン妃は、アドバイスを受け入れ実践してみて、取捨選択しながら、現在のファッションスタイルを作り上げてきたようです。

スキニージーンズは、キャサリン妃のスタイルを象徴するアイテムのひとつ。2015年6月、ウィリアム王子が出場するポロの試合で、カメラがとらえたキャサリン妃は、スキニージーンズにボーダーシャツとフラットシューズというスタイル(上写真)。まだ幼いジョージ王子と遊ぶ様子は、子育て中の母親としてのキャサリン妃を象徴するスタイルとなったのではないでしょうか。

1870年代、アメリカで鉱夫の作業着として生まれたジーンズは、1950年代頃からファッションアイテムとなり、さまざまな流行を生み出してきました。伸縮性に優れたストレッチ素材で作られたスキニージーンズが登場したのは、2000年頃。締め付けのきついスキニージーンズを長時間着用すると、血行不良になると警鐘を鳴らす人もいますが、1982年の生まれのキャサリン妃にとって、スキニージーンズは、おしゃれで着心地のよい定番のファッションアイテムのひとつとして、ごく自然にワードローブに加わったのではないでしょうか。