メンバーの卒業が相次ぐ乃木坂46に、ニューヒロインが登場。デビュー2年目の4期生、早川聖来さん(19)だ。早川さんは『スマホを落としただけなのに』の初舞台化のヒロインに抜擢された。同作は2017年に第1弾が刊行された志駕晃さんのベストセラーミステリで、誰にでも起こりうる現代の恐怖を描いた作品。続編の第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』、第3弾『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』とあわせると累計78万部を突破している。

なにより、2018年11月に北川景子さん、田中圭さんが出演した同タイトルの映画が大ヒット。この2月には白石麻衣をヒロインに迎え、第2弾の映画も公開となる。

そんな話題作の初舞台化のストーリーは、ある会社員がスマホを落としたことで、その恋人が猟奇殺人犯のターゲットとしてまきこまれていく1作目と、その続編の2作目を融合させた緊迫のサスペンス。この恋人役で猟奇的な犯人に追い込まれていくヒロインを演じるのが早川さんだ。デビュー1年で立った舞台はグループメンバーとの2回で、今回が単独では初の舞台だ。しかも、同じく乃木坂46の1期生にあたる白石麻衣出演映画が公開されてすぐに開幕となるとは――早川さんに白石さんへの思い、舞台への思いなどを聞いた。

撮影/村田克己

今は乃木坂46の節目なのかもしれない

「このような大役への抜擢はすごくありがたいことと思っています。ただ、乃木坂46のグループのメンバーがいない初めてのお仕事なので、少し不安です。いつもは本番直前に円陣を組んで掛け声をかけているんですよ。たとえば4期生も出演したミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(早川さんはセーラーマーズ/火野レイ役)のときも、日替わりで声をかけていました。甘えられる存在がたくさんいるので安心できていたんです。今回は舞台経験豊富な方々ばかりだし、一人でもあるし、不安ですよね。しかも4期の私で本当にいいんだろうかと最初は悩みました。

ただ、1期、2期の先輩方の卒業が相次ぐ中、グループが変わろうとしている節目なのかもしれないと思うようになったんです。この節目の時期に、乃木坂46を代表しているという気持ちでがんばりたいです。いたらないところも多いのですが……」

早川さんが演じるヒロイン・稲葉麻美は、映画では北川景子さんが演じていた役だが、初の単独出演の舞台での大役、プレッシャーはないのだろうか。

「映画版と比べられてしまうかもしれませんが、それを怖がるより、舞台ならではの私の役を演じることができたらと、今は気持ちを切り替えています」

とても清楚で大人しそうな雰囲気だが、よく度胸があるといわれるという早川さん。今回は原作者の志駕晃さんが「イメージにぴったり」と太鼓判を押しているそう。

撮影/村田克己

「お客さんの反応が目の前で見られる、ライブや舞台が大好きなんです。直接反応を感じることができますから」