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腰痛・肩こりは、動かさないと痛くなる…治すための「ツボ」とは?

まずは体を動かすことから始めよう
安静にしていてもなかなか痛みがとれない、慢性の腰痛や肩こり。実は、痛いからといって「動かさない」ようにすることが、かえって痛みを強めているのかもしれません。

痛みの治療は、とにかく体を動かすことから始まる? 『腰痛は歩いて治す からだを動かしたくなる整形外科』の著者、で腰痛、肩こり、ひざ痛の治療に認知行動療法を取り入れる整形外科医の谷川浩隆さんが解説します。

腰痛、肩こりを治すための「ツボ」

腰痛や肩こりを治していくにはとっても重要なツボがあります。

「腰痛、肩こりを治す画期的な新しい体操法がある」なんてことを期待している人もいると思いますが、残念ながらそのようなものではありません。

 

そのツボを患者さんにお話しするとたいていちょっと意外そうな顔をします。しかしそこで「なるほど!」と一皮むけてくれればあなたの腰痛も肩こりもすぐによくなってきます。

さて、そのツボなんですが、一番重要なのは「気持ちの持ちよう」です。

「なんだ、そんなことか」とがっくりきているようでは慢性の腰痛や肩こりは治りません。「気の持ちよう」といっても「気のせい」とか「気持ちで治せ」などという時代遅れの根性論ではありません。考え方(認知)をかえて生活(行動)を改善していく認知行動療法というれっきとした科学的な治療法なのです。

治すためには「歩かなければいけない」!

腰痛の患者さんから「腰が痛いけれど、歩いてもいいのですか?」と聞かれることがあります。こんな時、私は待ってましたとばかり次のように回答します。

「『歩いてもいい』ではなく、『歩かなければいけない』のですよ!」

人間、痛いところがあると気弱になってしまいます。腰痛とて同じこと。動いてはいけないのではなかろうか、とか、そっとしておいた方がいいのではないか、と考えるのはいたって当然のことです。

ところがそれが大きなまちがい。「人間のからだは動かないと痛くなるようにできている」のです。もちろん肩こりも同様です。

本当に?

そんなことあるの?

疑問が出るのも当然と思います。

からだを動かさないとよけいに体が痛くなる仕組みを説明します。