なぜ「PayPay」は赤字なのに“大盤振る舞い”を続けられるのか

得をしたいなら今のうち
美崎 栄一郎 プロフィール

キャンペーンはいつまで?

ペイぺイやラインペイが使えるようになった店を振り返りますと、最初は家電量販店でした。爆買いで電子炊飯器やウォシュレット、魔法瓶が売れていたという話がありましたよね。

Photo by iStock

次に導入されたのが、コンビニです。空港や観光地のホテルの近くのコンビニには、外国人観光客で溢れています。

つぎに、ドラッグストアでした。花王の商品だと、アイマスクのめぐりズム、赤ちゃんのおむつのメリーズなどは中国人の爆買い対象商品になって、爆発的に需要が伸びました。そのあとは、飲食店、スーパー、タクシーです。

まさに、観光客の導線を網羅しています。

ソフトバンクはアリペイを運営している会社のアリババに100億円の投資をしています。それが現在の価値で4兆円になっているのです。

 

つまり、ソフトバンクの現在のさまざまな投資の源泉がアリババからもたらされたものだということが分かります。

日本人に対してキャンペーンするのは、私のようなお得を求めて動く日本人のお客が店に行くからです。そうなると、店では店員さんが教育されます。コンビニの店員さんも最初は戸惑っていましたが、今では当たり前のようにQRコード決済に対応します。地方のタクシーでも、ドラッグストアでも、最初はたどたどしいですが、慣れた人はまったく問題なく対応します。

そういうわけだったのか、という謎が解けると、ある程度ペイぺイが普及してしまえば、そこまで大盤振る舞いのキャンペーンはしないと予想されます。ですから、早めに得なものをゲットしておくべきですよ。