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新型コロナ拡大のウラで大活躍!「特殊救急車Ⅲ型」驚異の性能

日本の救急車はこんなにスゴい
森口 将之 プロフィール

ニッチなメーカーが活躍する世界

札幌ボデー工業のウェブサイトによると、灯火類は悪天候での視認性にも配慮しており、搬送時の快適性を高めるべく、リアはエアサスペンションとしているという記述がある。

また、同社では、ユーザーのきめ細かい要望に対応し、オーダーメイド生産を行うニッチな生産体制をもアピールしている。特殊救急車Ⅲ型は、こうした経験が認められて発注に至ったのだろう。

 

こうした事例は救急車では多く、前述したスーパーアンビュランスは、かつては首都圏の鉄道やバスでおなじみ京成グループの京成自動車工業という会社が担当した。同社は放送中継車やレントゲン車なども手がけている。

現在の車両はヨコハマモーターセールスという、神奈川県で創業しつつ現在は福島県に工場を構え、キャンピングカーの生産で知られる会社が担当した。

「消救車 FFA」(画像:モリタ公式HPより)

総務省消防庁では消防車として扱っているが、消防車と救急車の両方の機能を併せ持つ「消防救急車」、通称「消救車」もある。消防車に普通救急車としての機能を備えたものとしては世界初となるこの車両は、日本における消防車のトップメーカーであるモリタが開発したものだ。

これに限らず特殊任務に就くクルマたちは、大手自動車メーカーだけでなくスペシャリストも多く関わっている。そんな視点でクルマを眺めれば、新たな興味を抱くことになるかもしれない。