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販売解禁「ゲノム編集」食品、やたら「危ない」とあおる人たちの真実

陰謀論に惑わされるな
松永 和紀 プロフィール

届出第1号はおそらく「高GABAトマト」

今のところ、届出に向けて準備が進んでいるのは、高GABAトマトです。GABAはアミノ酸の一種で動物、植物に広く含まれ、人が食べると血圧上昇を抑制する効果がある、とされています。

ゲノム編集技術により開発された高GABAトマト(F1系統)。筑波大研究チームは現在、市販品種をゲノム編集技術により改良したトマトを開発中だ。 写真提供:筑波大学

筑波大学の研究チームがゲノム編集技術で品種改良し、1日に2個のミニトマトを食べれば十分なGABAを摂れるようにしました。厚労省も、これを第1号にして情報もある程度は公開することで、「厳しく、かつ、透明性の高い制度ができた」と開発事業者や消費者に印象づけたいようです。

ただし、高GABAトマトの店頭への登場はまだ先。筑波大学研究チームの江面浩教授によれば、届出がスムーズに進んだとしても、農家での栽培は今年秋から。その段階でも種子が少ないので、店頭に並べられるほどの数は収穫できないそうです。

 

この段階で、タネとりをして、来年21年秋から栽培して、スムーズに行けば22年初めに店頭にお目見えするかも、というスケジュール感です。

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