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サイゼリヤ「新型肺炎ショック」で大ピンチ…ついに八方塞がりのワケ

チャイナリスクはやっぱり怖い
松島 浩史 プロフィール

不動産バブル崩壊の可能性も無視できない

判決後、中国側のパートナー企業から、「なんとかならないのか」という働きかけがあったそうです。そして、しばらく経って、因果関係は明らかではありませんが、この裁判官は他の案件を理由に懲役5年の有罪になってしまったと言います。

こういうケースがあっては、なかなか外国企業が裁判に勝つ判決は出しづらくなります。実際、無印良品が裁判に負けたのは、印象的でした。

 

それが中国国内のルールなのですから、現時点では諦めなくてはなりません。また、それを踏まえて中国では事業をしなければなりません。

さらに言えば、「中国の不動産バブルが崩壊する」と言われて久しかったものが、今回の新型コロナウィルスの混乱で、トリガーを引く可能性も囁かれる事態になろうとしています。中国頼みの経営は向こう数年、厳しさを増すばかりと筆者は思わずにおられません。

Photo by gettyimages

さて、それを踏まえて筆者からの提言は、サイゼリヤは今までのストロングポイントだった、低価格、経営効率という方程式を見直すべき時にきているということです。それも、国内の営業利益率を上げるために、早急に実施しなければなりません。

低価格にしがみついている限り、飲食店としての今後は難しいと思われます。⻑年の経営の根幹にあたる商品を見直すのは、大変勇気がいることでしょうが、もう待ったなしの状況です。

場合によっては国内店舗数も、絞らざるを得ないかもしれません。低価格と経営効率のストロングポイントから、よりバランス型に軸を移す時が来たと言えます。

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