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サイゼリヤ「新型肺炎ショック」で大ピンチ…ついに八方塞がりのワケ

チャイナリスクはやっぱり怖い

中国進出大成功も国内は頭打ち

飲食チェーン店が中国に進出しても、結局、なかなか儲からないという話はよく聞きます。しかしその中でも、ファミレスチェーン「サイゼリヤ」は上海1号店を皮切りに、東南アジア、特に中国の大都市圏(上海、広州、北京、香港)に進出を果たし、一定の成功を収めています

2019年時点での中国各地のエリア別店舗数を2010年時点と比較すると、目覚ましいスピードで出店攻勢が進んでいることが分かります。上海が約4倍(34→133)、広州が約10倍(12→118)、北京が約9倍(9→80)、香港が約10倍(4→38)にまで店舗数が拡大しています。

香港のサイゼリヤ(Photo by gettyimages)

もちろん営業利益を見ても、この4エリアは10年間、ほぼ毎年営業利益を伸ばし続け、いずれも黒字化しています。たとえば上海では、2010年の営業利益が6700万円だったのに対し、2019年には13億2900万円に達しています。

このようにサイゼリヤは中国進出で大成功と呼べる状況にあります。ですが、それとは対照的に国内の店舗の売り上げは、2013年頃から伸び悩んでいます

 

低価格でイタリアンを楽しめるだけでなく、最近ではワインやおつまみの充実度から「飲み」のシーンでも利用できるとあって、人気を集めている……かと思いきや、その実態はかなり厳しいと言わざるをえません。

2010年には141億400万円あった国内の営業利益ですが、2019年には51億1600万円と大幅に減少。ここ最近指摘されていた、サイゼリヤの“客離れ”の深刻さが伺えます。

ではなぜ、中国でここまで成功しているサイゼリヤが、本拠地である日本では伸び悩んでいるのでしょうか。