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弁護士が裁判官を「格付け」する…驚きの取り組みをご存知ですか?

「高圧的」「投げやり」…様々な評価

一度その職に就いてしまえば、ほとんど外部からの「評価」にさらされる機会がないと思われがちな裁判官。だが実は、弁護士が裁判官を評価するという独特の取り組みが行われている。『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』を上梓した岩瀬達哉氏が解説する。

「感情的・高圧的」「投げやりな態度」

大阪弁護士会では、大阪高等裁判所管内の裁判官の「能力や資質」に関する情報を会員弁護士で共有するため、2014年からホームページに会員専用のアンケート・サイトを開設。「裁判官評価情報」を募るというユニークな取り組みをおこなっている。

法廷での弁護活動で感じた評価を、「記録の把握」、「話し方態度」、「判決」など7項目について5段階で採点したうえで、具体的な評価理由を記載するというものだ。

同サイトが集計した2016年度の「民事裁判官の個別評価」によれば、情報が寄せられた裁判官は全体の4分の1に当たる48名で、その平均値は3・55点。最下位グループに当たる2・83点以下の裁判官は10名だった。彼らの特徴的な評価は、「にこにこしていたかと思えば、突如として感情的になり、かつ高圧的になる」、「極めて高圧的で、こちらの対応に難癖をつけてマウンティングしてくる」などだ。

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また「刑事裁判官の個別評価」は、全体の約3割に当たる30名が評価の俎上に載せられている。平均値は3・19点で、最下位グループに当たる2点以下の裁判官は4名であった。こちらも、「裁判官の思い通りに進行しないと、感情的・高圧的な言い方をする」、「投げやりな態度であり、被告人に対する説明も早口で分かりにくい」など、独りよがりや思い込みの激しさが指摘されている。