資産運用で成功する人たちが、「何に投資するか」を重要視しない理由

ポートフォリオマネジメントのすすめ
西村 隆男 プロフィール

このように、それぞれの資産によってこれら3大要素のレベルが異なってきます。一般に、安全性を重視すれば収益性は下がります。

したがって、運用するときにはライフプランに合わせ、重視する要素を慎重に判断し、資産を分散してバランスをとる発想が必要になるのです。

金融資産に関して3大要素の観点から大まかに比較してみると、おおよそ次のような表になるでしょう。

自身でライフプランニングをするときは、子どもの教育資金やマイホーム購入の準備資金、あるいは老後資金として、どれだけの額がいつ必要になるのかを考えて、投資のタイミングや金融商品を選択していく必要があります。

仮に、子どもの教育資金として数年以内に大きな金額が必要とわかっている場合、これから資産を流動性の低い資産に振り分けることはおすすめできません。

不動産といった流動性の低いものに投資した場合、必要なときにすぐその不動産を売却してお金を得ることは難しい可能性があるからです。

 

また、社会に出て間もないころは投資に回せるお金も少ないでしょうから、安全性の高い資産にばかり配分していても、大きく増やすことはできません。

そのため、若いころは多少リスクを取って収益性が高い資産に多めに振り分けることになるでしょう。

しかし、高齢になりリスク許容度が低くなるにつれ、安全性の高い資産の比率を上げていくのが一般的です。