# ジェンダー

「結婚できない女」と「結婚できない男」、その決定的な違いについて

そこから見えるジェンダーギャップ
アルテイシア プロフィール

そうやって女子がリードしてトークを回すことで、どうにか会話が進む。が、多くの男子は一方的に自分の話ばかりする壁打ちトークに終始して、こちらに質問も投げてこない。

女子は「へ~そうなんですか」「すごいですね」とひたすら相づちbotと化して「キャバクラじゃねえんだぞ」と疲労困憊する。

そんなキャッチボールができない相手と過ごして「どっと疲れた…」と帰宅すると、「今日は楽しかったですね!」とLINEが届いて「てめえは楽しかっただろうよ」とさらに疲弊する。というのが婚活女子あるあるだ。

〔PHOTO〕iStock
 

つまり、男子が無意識に「気をつかって、ケアしてくれる」という無料サービスを女子に期待している。私が20代の頃も「キャバクラじゃねえんだぞ」とまったく同じ愚痴を吐いていたが、そこの価値観は変わってないらしい。

実際、女性向けの恋愛記事には「NO.1キャバ嬢が教える男を褒めるテク」だの「合コンさしすせそ」だのがいまだに載っているし、「男を立てろ、男に媚びろ、(男にとって)都合のいい女になれ」というメッセージが溢れている(誤解がないように言っておくが、キャバ嬢がダメだと言っているのではない。彼女たちはそれで対価をもらっているプロだ。念のため)。

もう令和やぞ? という話だが、これがジェンダーギャップ指数121位(2019年)のヘルジャパンの現実なのだ。

古(いにしえ)より女は「いつも笑顔で愛想よく」「女性ならではの細やかな気づかい」で「他人の感情をケアしろ」と求められ、それに応えないと「女のくせに気がきかない」「女子力が低い」「そんなんじゃ結婚できないぞ(ドッ!)」とディスられてきた。