MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 twitterより

梅田の書店で突然のヒット! 書店員さん激オシの『動物裁判』とは?

なぜブタが裁判にかけられたのか?
今年に入り、大阪・梅田の書店で猛烈に売れている現代新書があるという。それも新刊どころか、約30年前に出版されたものだ。その名も、『動物裁判』(池上俊一著)。中世ヨーロッパの奇妙な文化的慣習を検討することで、当時の人々の世界観に迫る、歴史学のロングセラーである。

しかし、いくら定評あるロングセラーとはいえ、突然のブームが起こるようなテーマとは言い難い。にもかかわらず、本書が大変な売れ行きとなっている書店があるという。なぜ今このような「事件」が起こっているのか? 何が本書の魅力なのか? そして、そもそも「動物裁判」とは何なのか? 現代新書編集部スタッフが、喜びとともにお伝えする。

『動物裁判』が「全書籍の中で」1番の売上?

「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店で、『動物裁判』が記録的に売れているらしい。」そんな驚きのニュースが舞い込んだのは、つい先日のことだ。聞くところによれば、年初の週刊ランキング(1/6-11日付)では「全書籍の中で」1番の売上だとか。なぜ突然そんなうれしい「事件」が起こったのか? MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店さんのツイッターアカウントが、その様子を伝えてくれる。

 

力のこもったポップとともに、大量の『動物裁判』が展開されている。ツイートの段階(1月9日)で、驚きの「追加100冊が入荷」。その後も順調に売り上げを伸ばしている。

きっかけはラジオ番組「次新」

この梅田での『動物裁判』ブーム、新書担当・伊藤さんの店頭での猛プッシュに加え、ツイートにもある「次新」が大きなきっかけとなったようだ。「次新」は、MBSラジオで現在火・水曜の20:00-22:00に放送されている人気番組「次は~新福島!」の略称である。

MBSの福島暢啓アナウンサーがメインパーソナリティーを務めるこの番組、水曜の放送には『新書カイタイ新書!』と題して、書店員さんがおすすめの新書を紹介するコーナーがある。実は、昨年末12月18日の放送で、伊藤さんが『動物裁判』を紹介してくださったのだ。

この放送を聴いたリスナーの皆さんが書店に足を運び、熱いポップに押されて手に取ってくださった、というのが、『動物裁判』ブームの真相だった。