「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店で、『動物裁判』が記録的に売れているらしい。」そんな驚きのニュースが舞い込んだのは、つい先日のことだ。聞くところによれば、年初の週刊ランキング(1/6-11日付)では「全書籍の中で」1番の売上だとか。なぜ突然そんなうれしい「事件」が起こったのか? MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店さんのツイッターアカウントが、その様子を伝えてくれる。
【売れてる】昨日の #次新 新書カイタイ新書!でも話題になった『動物裁判』が絶好調!今日まさかの追加100冊が入荷!
— MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 (@mjumeda) January 9, 2020
当店だけの担当オススメオビを纏ってレジ前にドドン!と展開中。
動物を裁判にかけるというナゾ慣習にまつわるアレコレ、新書に馴染みがない方でも楽しく読めるので超オススメです。 pic.twitter.com/cmqezTuRQT
力のこもったポップとともに、大量の『動物裁判』が展開されている。ツイートの段階(1月9日)で、驚きの「追加100冊が入荷」。その後も順調に売り上げを伸ばしている。
この梅田での『動物裁判』ブーム、新書担当・伊藤さんの店頭での猛プッシュに加え、ツイートにもある「次新」が大きなきっかけとなったようだ。「次新」は、MBSラジオで現在火・水曜の20:00-22:00に放送されている人気番組「次は~新福島!」の略称である。
MBSの福島暢啓アナウンサーがメインパーソナリティーを務めるこの番組、水曜の放送には『新書カイタイ新書!』と題して、書店員さんがおすすめの新書を紹介するコーナーがある。実は、昨年末12月18日の放送で、伊藤さんが『動物裁判』を紹介してくださったのだ。
今週の新書は、
— 次は~新福島!(MBSラジオ) (@next_new_nobu) December 18, 2019
MARUZEN &ジュンク堂書店 梅田店伊藤さんが担当。
『動物裁判 -西欧中世・正義のコスモス-』池上俊一 著
講談社現代新書
でした!
1990年の発売にも関わらず、未だ売れ続けている一冊。#次新 #MBSラジオ#AM1179 #FM906#福島暢啓#radiko #MARUZEN #ジュンク堂 #講談社現代新書 pic.twitter.com/a041pua6S4
この放送を聴いたリスナーの皆さんが書店に足を運び、熱いポップに押されて手に取ってくださった、というのが、『動物裁判』ブームの真相だった。