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イギリスで日本の「カツカレー」が“国民食”になっている驚きの理由

秘密はソースと「Panko」?
江國 まゆ プロフィール

90年代末から2000年代にかけて頭角を現したNobuやZuma、Rokaといったモダン・ジャパニーズを、日本食ブーム第二波と呼ぶこともできるだろう。この頃からSushiはすっかり市民権を得てファスト・フードやスーパーのデリ・コーナーにも進出、日常の食べ物になった。

そして第三の波は、2010年代にやってきた。それまで在英日本人たちを嘆かせていた「ロンドンのラーメン不足」がようやく解消されるときがきたのである。

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先鞭をつけたのは2012年創業の「昇龍」。同時期にいくつかの本格ラーメン専門店がぽんぽんと勢いよく誕生し、その後も「一風堂」「金田屋」などが後続。

Wagamamaのラーメンもどきを受け入れることのできなかった在英日本人たちが、諸手をあげて歓迎した動きでもあった。さすがにラーメンの真髄は日本人しかわからないと見えて、これらのラーメン・ブランドのほとんどは日本人が立ち上げたものだ。

 

1日1万食を売り上げるカツカレー

このラーメン・ブーム以前から、日本食は寿司などのイメージから健康志向の意識の高い人々に人気だった。一方で、ガツンと胃に収まるカツカレーは、特に学生や若い男性を中心に不動の大衆食となっていった

ちなみに豚肉を食べられないイスラム教徒が多いこと、また鶏肉が大好きなカリブ系移民が多いことから、イギリスではポークよりもチキンが好まれ、カツカレーと言えばチキン・カツカレーを指すのが一般的だ。

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