# 酒

飲みニケーション終了へ…メーカーが続々「ノンアル」市場参入のワケ

ビールにワイン、日本酒までもが
岡本 ジュン プロフィール

「おいしいから飲む」時代に

かつてノンアルコールを飲む理由は、健康上の問題でお酒を飲めないとか、運転をするので飲みたいけれども飲めないとか、どこか「しかたがないから飲む」的なニュアンスが強かった。しかし最近は「飲みたいから飲む」といったポジティブなスタンスが認知を上げているようだ。

そんなこと言っても、「ノンアルコール飲料って美味しくないんじゃないの?」と思っていないだろうか。それなら今のノンアルコール飲料を騙されたと思って飲んでみて欲しい。

Photo by iStock

缶や瓶入りの市販の製品も味のレベルアップは目覚ましい。つまり「おいしいから飲む」という時代になってきている。

さらにもうひとつ、ノンアルコール飲料の大きな特徴は、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、内臓脂肪を減らすなどの機能を備えた商品も多いこと。例えば、ダイエット中だからお酒を控えたい、健康を気遣いたいなど、様々な理由でノンアルコール飲料を飲む人に、さらにプラスに働いてくれるのだ。

 

もちろん、運転をするからとか、たまには休肝日が欲しいといったお酒大好きのための需要も大きいだろう。そんなときでも、幅広いジャンルの中から「今日はどれを飲もうかな?」という目線を持てるようになったことで、お酒を飲まない生活が豊かになってきている。

実際、ノンアルコール飲料の需要は堅調に伸びている。サントリーが発表した「ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査 サントリー ノンアルコール飲料レポート2019」によれば、2019年は対前年103%と伸長し、10年前と比較して4倍以上の市場規模になるものと推定している(サントリーコーポレート資料より)。