画像:月桂冠公式HPより
# 酒

飲みニケーション終了へ…メーカーが続々「ノンアル」市場参入のワケ

ビールにワイン、日本酒までもが

日本酒すらも「ノンアル」化

昨年末、“忘年会スルー“なる言葉が飛び出すほど、今やお酒や飲み会にネガティブなイメージを持つ人が増えているという。

たしかに昭和の昔には、”飲みニュケーション“という言葉もあった。ところが、令和になって、お酒を飲まないというスタイルを選択する、お酒の席にストレスを感じるなど、飲酒に対する事情は大きく様変わりしている。

 

そんな背景から、ノンアルコール飲料に対するイメージも変化してきた。すっかり定着したノンアルコールビールだけでなく、ワインやカクテル、そして日本酒と、その世界はグ~ンと広がっているのだ。

とくにノンアルコールのジャンルでは難しいとされてきた日本酒にもノンアルコールの波が定着しつつある。とりわけ、月桂冠の『スペシャルフリー』や、金沢の酒蔵・福光屋が造る純米テイストの『零の雫』など、本格的なクオリティを持つノンアルコールの日本酒が注目を集めている。

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日本酒からアルコールを除く“引き算”の発想に限界があり、やむなく一時は開発を中断しこともありましたが、日本酒をベースとしたリキュール飲料の開発のノウハウを生かして、“足し算”の発想へと変換することで、2014年に『月桂冠フリー』を発売することができました。

2019年、新たに発売した『スペシャルフリー』では、京都産米「祝」で醸造した当社の大吟醸酒を目標とし、大吟醸酒らしい、爽やかな風味に仕上げています」(月桂冠・広報課の福田氏)という。

さらにここ最近では、ノンアルコールのカクテルに力を注ぐバーやノンアルコール専門の飲食店なども増えている。そこには、「ノンアルコールを楽しみたい」という時代の気分がうかがえる。