# 日本人

日本が「長期停滞」から抜け出せない、たった1つのシンプルな敗因

日本批判のガラパゴス度を笑う
大原 浩 プロフィール

給料袋をそのまま妻に渡す国

外国人が日本に関して驚くことには「電車が定刻通り1分の遅れも無く到着する」など、我々日本人にとってはごく当たり前のことが多いが、「夫が給料袋(銀行振り込み)を妻にそのまま渡して、妻からこづかいをもらうこと」もその1つである。

最近の若い世代では、共働きも増え事情も変わっているだろうが、私の同級生の多くは「おこづかい方式」である。

 

これは外国人から見ると「夫の主権放棄」に等しい。お金のコントロールは国家で言えばまさに「大蔵省(財務省)」であるから絶対に手放すべきではない権利なのである。

日本人(の男性)がこのようなことをするのは「男女の仲が良い」証明だとも言える。

ブラジルなどの南米の国々では、結婚するときに結婚証明書を作成するのが一般的だが、その書面の中には、離婚後の財産の分割についても記載される。結婚するときから離婚した時のことを考えるのは日本人から見ると世知辛いが、巨額の離婚慰謝料に悩まされる米国の富豪などにも一般的になってきているようだ。

欧米人のレディーファーストは、「女性を前にして、弓矢などの攻撃から自分の身を守るための対策であった」と言われるが、もし女性に敬意を示すという意味合いであったとしても、女性を男性より弱い下の存在として守るということであり、「男女平等」とは相いれない。

また、欧米人の男性は、職場から家に電話して「ハニー」と言いながら愛を確かめるし、夕食までに家に帰って家族だんらんを楽しむといわれるが、これにも裏がある。

最近は、携帯電話やスマホになったが、昔の固定式電話の時代に家に電話をするということは、「自分の家に間男が来ていないか、外であいびきをしていないか確認する」という意味合いがあった。そうしなければ、妻がどこで何をしているのか心配だというわけである。今ではGPSがその役割を果たすかもしれない。

また、夫が早く帰宅して家族と食事をとるのも「僕は浮気なんかしていませんよ」という証明なのである。

欧米での男女の関係、特にアングロサクソンの場合は、まさに「激しい闘い」という感じがする。要するに「駆け引き」「対立」というような側面が目立つのだ。

フランス人やイタリア人のようなラテン系の場合は、もっとまろやかだが、日本人よりは「激しい」といえる。

男女の問題だけでも、それぞれの国にはそれぞれの文化と歴史があり、薄っぺらな表面的現象だけで安易に優劣を判断するのは、まさに「ガラパゴス性の証明」である。

関連記事