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日本が「長期停滞」から抜け出せない、たった1つのシンプルな敗因

日本批判のガラパゴス度を笑う
大原 浩 プロフィール

日本は「自由主義・民主主義」の先進国

しかし、広い世界に目を転じれば、民主主義や自由主義の恩恵を受けることができる人々は極めて少ない。

現在「武漢肺炎(新型コロナウイルス)」で大騒ぎの共産主義中国では、十数億人もの人々が共産党の圧制に苦しんでいる。真偽の確認は難しいが、「2002年のSARS騒動では、感染の拡大を阻止するため、人民解放軍の兵士が、虫の息の患者を生きたまま焼却炉で焼いた」という証言もある。

 

少なくとも、中国人民が、「共産党(人民解放軍)ならそこまでやりかねない」と思っているのは確かだ。

過去、輝かしい発展を遂げる国としてさんざんオールドメディアに持ち上げられてきた共産主義中国でさえ、実態は恐ろしいということが、今回の騒動で明らかになりつつある。

まずは、「世界的視野で日本を再評価する」ことが重要だと思う。

あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展」の展示内容が色々と議論になった。私も表現者として「表現・言論の自由」は最大限に保証されるべきだと考えるが、「何をやってもいい」わけではない。

社会は「他人」の集まりだから、「大多数の他人が許容できないことは行うべきではない」のだ。例えば、真夏の暑い日に「俺の自由だから」と言って、素っ裸で銀座通りを歩く人物はすぐに逮捕される。

そのように「大多数の他人が許容できないこと」以外のことについては、日本は極めて寛容だ。

「表現の不自由展」の主催者は、多くの良識ある人々から非難を浴びたが、逮捕、投獄されたわけではない。

共産主義中国で、故毛沢東主席や習近平氏の写真を展覧会で焼いたらどのようなことが起こるのか考えれば、日本の自由主義・民主主義の成熟度が良くわかる。

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