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# 日本人

日本が「長期停滞」から抜け出せない、たった1つのシンプルな敗因

日本批判のガラパゴス度を笑う

日本人は反省しすぎだ

現在の日本が素晴らしいのは、「日本はまだまだ駄目だから、優れた諸外国に追いつくために頑張ろう!」という気持ちを持っているからである。

実際、色々な分野で、例えば米国に次ぐ2番手であっても、「まだまだ米国には負けているし……」と考えるし、たとえ1番になっても「うかうかしていると2番手に追い越されるかもしれない」と頑張る民族なのである。

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もちろん、1980年代後半のバブル景気の時には「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(社会学者エズラ・ヴォーゲルによる1979年の著書)という言葉に踊らされて舞い上がったが、その後のバブル崩壊で大いに反省した。その後おおよそ30年間も反省し続けているのは日本人ならではのことだと思う。

ただ、「日本はまだまだ駄目だからという気持ち」や「30年間の反省」が「日本の自信喪失」につながっている現象は見過ごせない。また、それに乗じて「非建設的日本批判」を繰り返している人々が多いのは大変残念なことだ。

 

例えば、日本では民主主義・自由主義がきちんと守られている。

もっとも、日本の中だけしか知らない(あるいは外国政府に忖度した)人々は、色々な批判を行う。確かに国内だけを見れば日本の民主主義、自由主義が欠点だらけで多くの改善の余地があることは、私も否定しない。

英国の宰相ウィンストン・チャーチルが「民主主義は最低の制度だ。これまで存在したすべての制度を除けばだが……」と看破した通りである。