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マツダに異変… 意外な販売苦戦と「消えたzoom-zoom」問題

私が「マツダ3」にモヤモヤするワケ
山崎 明 プロフィール

「マツダ3」に乗ってみると

マツダ3は非常にスポーティでありながら微妙な面構成が極めて美しいスタイリングで、また内装もシンプルでありながら上質感と落ち着きがあり、ドイツプレミアムブランドに勝るとも劣らない水準に達していた。

デザインを優先しているため、このクラスとしては大きめのボディサイズにもかかわらず後席の居住性とトランクスペースは犠牲になっているが、5ドアのスポーツクーペと考えれば十分納得ができる。私の現在のメインカーは一世代前のBMW1シリーズ(118d)で、コンパクトで俊敏かつ乗り心地も良好で大変気に入っているが、それを超える魅力があるのではないかと感じられた。

そこで、マツダ3を2019年10月24日から27日の4日間にわたってじっくり試乗してみることにしたのである。

 

借りたのは、私のBMWと同じくディーゼルエンジン搭載のモデルだ。マツダR&Dセンター横浜で私のBMWから乗り換えて市街地を低速で走り出した瞬間の印象は、あまり芳しいものではなかった。

ステアリングはBMWと比べるとダイレクト感が薄く、車の動きがゆったりしていてスポーティな感触がない。実際のサイズは幅で30mm、長さで120mmの違いなのだが、ずっと大きな車を運転しているように感じられた。エンジンの反応ももっさりとしており、BMW 118dのディーゼルエンジンと比べるとパワー感でもレスポンスでも大きく劣る。

数年前に前モデルのアクセラ・ディーゼルに試乗した経験があり、それは快活でレスポンシブ、運転がとても楽しかった記憶があるので排気量が違う(試乗したアクセラは2.2L、マツダ3は1.8L)とはいえ、そのギャップは数字以上に大きいと感じた。