海のブルーに良く似合う、ピンク色のブーゲンビリア。太陽を遮るグリーンには、幸せの青い鳥が佇んでいる。生命力に満ちた“色”に溢れる南の地を訪れるなら、色鉛筆と真新しいスケッチブックを忘れずに。南洋に浮かぶアメリカ合衆国自治領の島で、あるがままの自然、人々の暮らしと出会った。
食や買い物も楽しい、
サイパンを存分に。

しかし、サイパンの魅力は、自然や人だけに留まらない。ここならではのカルチャーも旅の醍醐味だ。
まずは食。チャモロ料理や名産のココナッツのデザートはもちろんだが、タイ料理やイタリアン、和食も美味しい。各国の移民を温かく受け入れるサイパン。この島で自国の飲食店を始める人も多いのだと、グロットへ連れて行ってくれたガイドさんが教えてくれた。本場タイ人による〈Spicy Thai Noodle Place〉のビュッフェは行列の人気。

日本人店主が営む料理店〈Casa Urashima〉の味も絶品だった。


75年前からパンや菓子を自家製で作る老舗〈Herman’s Modern Bakery〉も素敵。ランチがてら足を伸ばして、サイパン風のかりんとうをお土産にした。そしてここはアメリカでもあるから、パンケーキやカフェにも困らない。

最終日にはショッピングもしておこう。庶民の暮らしが見えるスーパーマーケット〈Joeten Shopping Center〉では、特大サイズのドレスを当ててみたりと、文化の違いを楽しんだエイドリアンさん。


アメリカらしい巨大なステーショナリーショップ〈National Office Supply〉で絵に使う道具を探し、サイパン発の〈MARIANA OCEAN〉では土地由来の植物やフルーツを使ったオーガニックなせっけんをお土産にした。
「文房具もたくさん、スーパーではブラウニーが作れるケーキミックスを買ったので、日本でアメリカの味を楽しみたい。友達のためにも作ってあげてお土産にしたいな。買い物がてらのローカルな散策も島の暮らしを身近に感じて面白かった。海以外に、街のチャーミングなところもたくさん見つけることができた!」