2月14日 世界最初のデジタル計算機が公開(1946年)

科学 今日はこんな日

みなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1946年の今日、世界最初の汎用電子デジタル計算機である「ENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer)」が公開されました。開発者はジョン・ウィリアム・モークリーとジョン・プレスパ―・エッカートの2人です。

ジョン・ウィリアム・モークリー(左)とジョン・プレスパ―・エッカート(右) Photo by Getty Images

当初はアメリカ陸軍の弾道研究所での砲撃射表の計算を第一の目的として設計されていましたが、完成したのは1945年秋。すでに第二次世界大戦は終わり、機密にする必要がなくなったため、公開される運びとなりました。

 

ENIACはとても大きな装置で、1万7468本の真空管、7200個のダイオード、1500個のリレー、7万個の抵抗器、1万個のコンデンサ等で構成されていました。人手ではんだ付けされた箇所は約500万に及びます。

幅30m、高さ2.4m、奥行き0.9m、総重量27t。設置には倉庫1個分のスペースを要しました。消費電力は150kW。そのため、ENIACの電源を入れるとフィラデルフィア中の証明が一瞬暗くなったという噂も生まれました。

ENIAC Photo by Getty Images

ENIACは1秒間に5000回の加算ができました。また、処理速度はこれまでに開発されたどの機器よりも速いものでした。

ENIACは電子回路によって高速演算が可能であることを公式に実証した史上初めてのシステムであり、現代コンピューティングの道を切り拓く存在となったのです。

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