韓国が抗議…リニューアルした政府の「領土・主権展示館」その実力

ARも活用しているが…
辻田 真佐憲 プロフィール

それはさておき、同館に入ると、内閣官房領土・主権対策企画調整室のパンフレット「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」3冊と、同館のカレンダーが手渡された。北方領土は茶色、竹島は緑色、尖閣諸島は紫色で統一され、なかなか手が凝っている。

そして最初に迎えてくれたのは、北方領土のイメージキャラクター「北方領土エリカちゃん」の像だった。

「領土・主権展示館」の入り口と、「北方領土エリカちゃん」

「北方領土エリカちゃん」は、ツイッターで「今から皆さんに、北方領土に関するクイズを出すピィ~♪ まずは初級編だピ! 【第1問】北方領土を不法に占拠しているのはどの国でしょう?」など、可愛い口調で身も蓋もない言葉遣いをするシュールなキャラクターとして人気を集めている。写真撮影は自由なので、ここで記念撮影するのもいいだろう。

 

展示は、手前から北方領土、竹島、尖閣諸島。それぞれ部屋が分かれ、奥には、図書コーナー、2階には映像コーナーも存在する。

たしかに展示スペースは格段に広がり、生活用品の展示や映像資料、ジオラマなども充実している。世界でひとつだというニホンアシカの成獣の剥製がドンと置いてあるのもインパクトがある。

とはいえ、その展示はあまりにまじめで硬すぎるようにも思われた。壁面が文字でびっしり埋まっているので、しっかり読み込まなければいけない。といっても、内容は手渡されたパンフレットとほぼいっしょなので、無理してここで読む必要もない。

お硬い領土問題を扱うのだから、これでいいというかもしれない。だが、意欲のあるものは、公式サイトにPDFでもアップしておけば、勝手にダウンロードして勉強する。こういう施設はむしろ、なんとなく訪問したものこそ引き付けなければ意味がない。

せっかく「北方領土エリカちゃん」のシュールなキャラクターが受けているのだから、クイズコーナーなどもう少し娯楽要素があってもいいのではないか。

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